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榎本 潤(ピアノ・チェンバロ・指揮・編曲・作曲)

 国立音楽大学ピアノ専攻科を経て、同大学院を修了。ピアノをダン・タイ・ソン、柳川守の各氏に師事。チェンバロ・室内楽等を小林道夫氏に師事。

 大学在学中より学外の演奏会に数多く出演し、1988年、東京イイノホールでの「フレッシュ・コンサート」にてモーツァルトのピアノ協奏曲を演奏し、ピアニストとしてデビュー。コンサート・ピアニストとしての幅広い活動を始める。1991年には、日本ピアノ教育連盟主催の第7回ピアノオーディション全国大会にて入賞し、石橋メモリアルホールでの披露演奏会に出演。1994年よりピアノ・ソロリサイタルを開催し、「音楽の友」誌にて絶賛される。1996年、第34回北九州芸術祭にて優秀伴奏賞(満場一致による1名のみの受賞)併せて全日空賞を受賞。アンサンブル・ピアニストとしても、繊細で美しさを追求した音と音楽性には定評がある。これまでに、NHK交響楽団、東京都交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団など、都内主要オーケストラの各コンサートマスターや首席奏者と室内楽を共演。また、古澤巌、大谷康子、天満敦子、川井郁子(以上ヴァイオリン)、浜中浩一、二宮和子、赤坂達三(クラリネット)、山形由美(フルート)、林康子、出口正子、足立さつき、シャーロット・ド・ロスチャイルド(以上ソプラノ)、錦織健(テノール)、岡本知高(ソプラニスタ)、藤木大地(カウンターテナー)、東儀秀樹(雅楽)、王霄峰(胡弓)の各氏ら著名アーティストと全国各地で共演を重ねている。岡本知高氏や山形由美氏、ダ・カーポとの共演ではテレビやラジオにも数多く出演。海外からの来日アーティストとの共演も多く、NHK教育テレビ「日本賞」では、皇太子殿下ご臨席のもと、ロシアの名ヴァイオリニスト、アナスタシア・チェヴォタリョーワ氏と共演。アナスタシア氏とは神戸や千葉、宮崎など各地でも共演している。また、ウィーン・フィルの首席コンサートマスターであるライナー・キュッヒル氏率いる「キュッヒル・アンサンブル・ウィーン」とも共演。韓国の名バリトン歌手、キュウ・ウォン・ハン氏との共演でも高い評価を得ている。モーツァルトの生誕250年となった2006年には、「ザルツブルク室内管弦楽団」来日公演にてモーツァルトのピアノ協奏曲を共演。2017年にはロシアの名門「モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団」との共演を果たしている。

 チェンバロ奏者としては、在学時より小林道夫氏のもとバロック音楽の研鑽を積み、小林氏とは全国各地で共演。1990年、「第16回ゆふいん音楽祭」に出演。1994年、「東京ゾリステン」のヨーロッパ公演(フランス・ポーランド)に参加。1995年から97年にかけて、東急Bunkamuraオーチャードホールでの「モーストリー・モーツァルト・フェスティヴァル」に抜擢され、ナージャ・サレルノ・ソネンバーグやピンカス・ズカーマンら世界的ヴァイオリニストと共演。1996年、NHK交響楽団ソロ・コンサートマスターの堀正文氏率いるN響合奏団とバッハの「ブランデンブルグ協奏曲第5番」などを共演。また、NHK交響楽団の定期公演に通奏低音奏者としても出演している。2002年より、チェンバロのソロ・リサイタルを開催。同年、オランダの「コンバッティメント・コンソート・アムステルダム」の来日公演(東京オペラシティ)に、チェンバロ協奏曲のソリストとして出演、絶賛を浴び、「音楽の友」誌にて『充実した気概と堅実な技術に裏付けられた快演』と高く評価される。また、2003年には「新イタリア合奏団」と、2005年には「フィレンツェ室内管弦楽団」と共演しており、来日する数多くの著名アンサンブルとの共演を果たしている。

 合唱指揮者としては、大学院を修了した1992年より96年まで、母校の県立千葉東高等学校音楽部の指揮者を務め、着任1年目の1992年に「全日本合唱コンクール全国大会」初出場へと導き、さらに高等学校の混声合唱としては日本一に輝く。また、千葉県合唱アンサンブル・コンテスト(金賞・教育長賞)、東京ヴォーカル・アンサンブル・コンテスト(金賞)など、数多くのコンクールにて優勝や入賞を果たしている。1995年には、自らが中心となり、同音楽部の卒業生らによる混声合唱団「合唱団からたち」を結成し、NHK「BS日本のうた」に出演するほか、各地でコンサートを行っている。2004年からは、宮崎県児湯郡川南町主催の合唱事業において総合プロデューサーを務めており、地元の小学生からお年寄りまで3世代に渡る合唱指導にあたっている。現地では、著名アーティストをゲストに招き、地元合唱団も出演・共演できる地域住民参加型の上質なコンサートを企画・開催しており、宮崎県内のみならず各方面からも注目を浴びている。地元千葉市内でも、これまでに、小林道夫氏との「ピアノ・ジョイント・リサイタル」シリーズ(全13回開催)や、シャーロット・ド・ロスチャイルド氏による日本歌曲コンサートなど、様々なジャンルの演奏会を数多く企画・開催してきている。

 2014年からは、国立音楽大学の卒業生・在学生を中心に結成された声楽アンサンブル「Jスコラーズ」を率いて、BS-TBS「日本名曲アルバム」に出演中。演奏のみならず楽曲アレンジも好評を得ている。また、Jスコラーズと共に全国各地での公演や学校芸術鑑賞会も行っている。

 CDは、岡本知高氏や大谷康子のアルバム制作に数多く参加。これまでに編曲・作曲作品も数多くあり、2013年には、自衛官ヴォーカリストとして話題を集めた三宅由佳莉氏(ソプラノ/海上自衛隊東京音楽隊)のファーストアルバム『祈り~未来への歌声』にて楽曲アレンジを提供。全音楽譜出版社からは、オリジナル合唱曲「じぶんいろ」と合唱アレンジ作品「旅立ちの日に」が、カワイ出版からは合唱アレンジ作品「千の風になって」「花(森山直太朗)」の楽譜が、それぞれ合唱ピースとして発売されている。 2015年、黒田晋也氏作詞によるオリジナル合唱曲「夢をあきらめないで」を作曲・出版。続いて、自らが運営委員長を務める千葉県婦人合唱連盟創立50周年記念委嘱作品〜女声合唱とピアノのための〜「うたのアルバム」を出版。

 2018年にデビュー30周年を迎え、ヴァイオリニスト井戸柄里氏とのCD『ロンドンデリーの歌 〜ヴァイオリンとピアノによる名曲集〜』や、声楽アンサンブル・JスコラーズとのCD『365日の紙飛行機〜Jスコラーズ愛唱曲アルバム〜』などをリリース。最新CDは、日本の歴史的なピアノを使用したソロ・アルバム「榎本潤×松本ピアノ〜スイート・トーンの調べ〜」(Sound C.H.)。
 
 1997年より、国立音楽大学講師。

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